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(中根英登:コトバイウ) あばうと

きっかけ。

 
 
まるで
天気の子と
君の名は。
現実で合わさったかのようだ。
 
予測と
避難喚起。
役割は果たせた。
よかった。
ほんとうに
よかった。
 
台風19号。
残念ながら
東京湾を通るコースは
今後何年もの
デフォルト
となります。
この海面水温の図を見ると
納得せざるを得ないと思います。
https://weathernews.jp/s/topics/201910/080075/
 
新海誠監督が
読み切っていたなら
それは予測ですし、
ここまで読み切っていたわけではないと思っているなら
導かれた
ということになるのでしょう。
 
天気の子。
 
神の子
と対
となる言葉です。
 
キリスト教
知っている人なら
誰でも脳裏をよぎると思います。
 
神の子
というイエスに対する呼び方は
日本独自のもので。
the Son of God.
神の息子
と訳すがより厳密な表記です。
ギリシア語原典から英語訳まで一貫しています。
神の子とは
日本語のみの独自の意訳です。
 
でも
日本語の訳だからこそ
男女にこだわらない解釈が生まれたわけで。
 
キリスト教
日本人の新海誠が念頭に置いていた。
そのことが欧米に伝われば
天気の子に対する印象が
さらに深まると思います。
 
Weathering With You [Official Subtitled Teaser, GKIDS] - JANUARY 17
https://www.youtube.com/watch?v=9N1gmaD499k
(『天気の子』アメリカ版予告)
 
作品とはきっかけにすぎない。
ほんとうにそうで。
でも
そのきっかけが
どれほど大きいか。
 
「きっかけ」って
日本独自の概念なんです。
「きっかけ」を英訳してみてください。
まあ近いかな、という訳を作ることはできても、
しっくりくる訳はまだ生まれていないんです。
 
例文1:
中学の頃は英語が嫌いでしたが、高校3年生で大学入試の為に勉強したことをきっかけに少しずつ理解できてきて好きになりました。
I did not like English when I was in junior high school. After I studied in high school as a third year student for the college entrance exams, I gradually understood and became fond of English.
 
例文2:
そもそもなぜマーチングを始めたのかというと、2歳年上の兄がそれをやっているのを見てかっこいいと思ったのがきっかけです。
The reason why I started marching is that my older brother by two years was a marching band performer and he looked cool.
 
例文3:
なので、大学の講義をきっかけとして、出来る限り知りたいと思います。
So, I would like to know as much as possible with the lecture of university as a trigger.
 
例文4:
僕がこのように思い始めたきっかけは中学3年生の時に、いままで何気なく使っていたヘッドホンが壊れてしまい、次のヘッドホンを購入しようといろいろなヘッドホンを調べたことがきっかけです。
The reason I began thinking like this is because my headphones that I used casually broke when I was in the third grade of junior high school. I tried various headphones before deciding to buy my next pair.
 
例文5:
そして、私は、この小テストをきっかけに本格的にプログラミングの勉強をし始めました。
And I started studying programming in earnest as a result of this quiz.
 
きっかけ
は便利な言葉です。
日本人って
みんながみんな
きっかけを探しているところって
ありますよね。
 
試されているのだと思います。
いつだって物語はそうだ。
判断は正しいのか。
現状をどう考えているのか。
そして
聞こえているのか、と。
 
新海誠監督が描くのは
21世紀のむかしばなし。
 
Weathering With You.
 
マタイによる福音書第24章から
注意喚起はなされていました。
神はドラマを欲している。
https://shinyakuseisho.com/archives/1301
 
全員に
避難喚起ができて、よかった。
でも
本当に
全員が避難できたのか。
家と運命を共にする。
ありそうな考えです。
説得できるのは
家族、あるいは友人だけです。
まだわずかに時間の猶予が残されています。
 
 
 
 
 

来てくれてありがとね。ここは、がんばる人を応援するサイトなんだ。なんだったら。
cotobatsumugi @ NAKANE Hideto(`・ω・´)